短編小説 「俺はここに立ちつづける」
第3章 武道館
武道館といえは、DOGのホームグランドだった。すでに過去形の表現をしているが、
今回のライブは8年ぶり。通算49回目である。武道館15daysの頃は、まだ学生で
あった。だから東京までライブを見に行くってことは考えられない行動だった。
しかし、いつかはDOGを武道館で見たいという想いは強かった。しかし、その後、
武
道館でライブを行うこうは少なく、行くことはなく正直、あきらめていた。
その武道館へついに足を踏み入れた。会場には、日の丸が掲げられている。
思ったより狭い。しかし次から次へと客は入ってくる。立ち見席まで人はいる。
そして16:50頃、会場内にアナウンスが流れる。そして終了と同時に"康平コール"が
起きる。いろんなとこから康平コールが起きているため、なかなかまとまらない。
しかし、声はだんだんと大きくなってきている。
中には横断幕を持ってきているグループもいる。
そしてBGMのDOGの曲が終わると、歓声に包まれる。
しかし、また次のBGMが流れる。これは、じらし作戦!!
そして17:15頃、BGMが終わったと同時に会場内の照明が落ちる。
会場に"炎のランナー"が流れる。
1年間待ちつづけた瞬間。
そしてステージ中央の上段にドライアイスにつつまれ、白い衣装に身をつつんだ
メンバーが登場。なにか神聖な雰囲気での登場。でもそれがまた、カッコいい。
そして各人、配置につく。そして、大友さんが叫んだ。
"ウィ アー ラストヒーロー"いつものシンセのイントロが流れた。
ついにライブが始まった。
嵐の海に船をだせ〜♪
初めての武道館と同じオープニング。大友さんの新たな決意表明を感じる。
しかし、1年ぶりにライブに着た俺達にはきついぐらいの会場のテンション。
いきない終盤戦のような展開。
そして"BORN TO LOVE YOU"
イントロのあとの"1・2・3・4"のカウントに1万人のみんなが自然とついて
いっている。さすがDOGKIDS。
そして俺がライブで聴きたい1曲"GO!GO! サタデーナイト"
さらに"STILL"。なんというテンションの高さ。
そしていつもの"ウィアーハウンドドッグ あいたかったぜぇ〜 武道館!!"
会場の熱気はすごい。酸欠状態になりそうな熱気。たった4曲で疲れてしまって
いる。
そしていよいよMC。例の騒動について口にするかもしれない。少しドキドキして
しまったが、なにも触れなかった。そして"ONLY LOVE"が始まり、
会場は静まり返った。と思ったのもつかの間、ご機嫌なロックンロールナンバー
が続いた。
"浮気なパレットキャット"
そして、声の掛け合い大会"会場の声がいい。そして始まったのが、イントロから
聴くのは久々の"Bye Bye Danc'ing Blue Suede Shoes"。
そして私のお気に入り、"FENを聞きながら"
初期の頃のナンバーが続いた。
そして2回目のMC。
"今までのメッセージソングとして"とにかく頑張れ!!"などの曲が多かったが、
年を重ね、そばにいて話を聴いてあげるとかそういうことも大事だっと知った。
"みたいなことを言っていた。最近の大友さんのバラードの歌詞を象徴するよう
なMC。個人的には、全力で突っ走るDOGが好きだが・・・
そして新曲の"アカペラ"。大友さんのボーカルがやさしく会場をつつむ。
さらにあのピアノで始まるイントロ。久々に聴いた。"POPCORN"
先ほどまでの、若かった頃のDOGの曲ではなく、今のDOGの曲。DOGの時代の
長さを感じてしまう。POPCORNを聴いているときいろんなことが走馬灯のように
駆け巡った。
そういえばこの曲が出る頃、ファンの中で、DOGを何とか売ろうという動きがあった
なぁ〜。おれらもそれに乗せられ、HPを作ってみたり、CDを3枚も買ってみたり・・・
今、思えば何を血迷ったんだろうと思う。
結局、俺らの力じゃ限界がある。やっぱりDOGがいい曲をかかないといけないし、
運良く、世間の流れにも乗らないといけない。事務所的な戦略もある。
マザーには、なんども期待した。そしてその結果、今日が最後のマネージメント。
マザーは20年以上前に、仙台の事務所に所属していたDOGが、大きくなろうとして
大友が決断し、DOGとともに歩んできた音楽事務所。実際、大友さんにゃ、ブッチャ-
はその会社の役員にもなっていたことがある。その事務所からの独立。
次の日の新聞でしったが、各メンバーもこの事務所を離れる。いったい何があったの
か?そんなことはファンは知らなくてもいいかもしれない。だけどDOGがなくなっては
困る。しかし、それは本人達の問題。若貴問題と一緒である。ファンがとやかくいう
問題ではない。そんなことを思いながら、POPCORNを唄い終え、ステージの袖へ
引き上げる大友さん。後姿がなにか寂しい。
そしてステージには大友のいないDOGがいる。
やっさんがギターを引き出した。そしてやっさんが"My Dear Friends"を唄う。
やっさんの歌声はGOOD!!
結構、いけてる。大友さんと違った魅力がある。今まで、夢の島等で唄ったことは
何度もあるが、いつも何かはにかんでいた。しかし今回は堂々と歌い上げている。
そしてやっさんのギターで"HOT LINE"の曲が始まり、黒の衣装に着替えた大友さん
が戻ってきた。スローテンポながら、ロックしている各メンバー。渋いナンバーである。
さらに、My Dear Friendsのサビに続く。ちなみに個人的ですが、この曲の終わりが
好きです。
そして次の曲の入り方がなんかいまいちであったが、"貧乏神の警告"が始まった。
多分誰もが、夢の島ファイナルを思い出すだろう。だが、間奏はサックスが無いと何か
物足りない。阿部ちゃんは何しているのだろう・・・・・
この曲が終わりすかさず、"ROLLING"のイントロが流れた。正直、思わぬ選曲にびっ
くり。イントロで久々に鳥肌がたった。ちなみに東京ドームのライブを思い出した。
なにか、DOG25年の歴史を再現しているような曲順であった。
そして3度目のMC。そして始まったのがバラードの"ラストシーン"
そしていよいよ終盤戦。
"ROCKS"が流れ、さらに
"Bad Boy Blues"
この曲はいつもライブのターニングポイントとなる曲。この曲で全てが無になってしまう。
何も考えず、無我夢中でコブシを振り上げる。
ここで西山のギターソロ。しかも今回は"君が代"
前回、名古屋での夢の島で聞いたことはあったが、そのときは、ジミーヘンドリックスの
パクリってイメージしかなかったけど、今回はカッコいい!!すっかり自分のものにして
いる。武道館の日の丸が胸に染みる。君が本当のギター侍だ。波田陽区 残念!!
そしてたたみかけるようにご機嫌なナンバーが続く。
OVER HEAT
ROAD RUNNER
Knock Me Tonight
この曲で鮫ちゃんがいつものように飛ぶ。これまで、鮫ちゃんの動きのいいライブは
盛り上がる。だけど、そんなにとんで大丈夫なのか?腰が悪いのに・・・・・
会場が一つとなり、本日最高の盛り上がりをしたのは言うまでも無い。
そしていよいよ本編最後のMC。ここはいつもライブできめのセリフをいうところ。
しかし、例の話はなにも触れず、"SONGS"へ。
"永遠に残れこのうた〜♪"
この歌詞を聞くたびなんかせつなくなる。
そして、メンバーが全員引き上げ、誰もいないステージには、スタンドマイクだけ
スポットライトがあたっていた。
第4章へ つづく