短編小説 「俺はここに立ちつづける」
第2章 毎年夏 恒例の遠征
とりあえずいつものメンバーで8:30に集合。名古屋を出発する。
こうやって遠征するのも去年の大阪野音以来。ひょっとしたら今日が最後かもしれない。
思えば、このメンバーで遠征をしたのは、1995年の仙台の夢の島が最初だった。
当時23歳。若さ全開。名古屋から仙台の日帰りツアーを決行。夜の0時に名古屋を出発。
会場には、朝8時到着。確か、開場は12:00だったかなぁ?そして15:00開演。
昼間のライブだったことと、プロレス(今、新幹線代でもめている国会議員の団体)をみて
はしゃぎ過ぎたことと、睡眠不足が重なって頭がクラクラ。記憶が飛んでいた。それでも
無我夢中でこぶしを振り上げていた。
そしてライブ終了後、寝る間のなく名古屋へ戻る。
おかげで、カリーナ1台、廃車にしてしまった。エンジンオイルがなくなってしまったのであ
る。途中GSの店員に忠告されたが、そんなことはお構いなく、車を走らせつづけた。
名古屋についたのが、朝方6時。
それ以来、毎年夏の恒例となった。もう10周年を迎えてしまった。
この10年いろんなところに遠征にいった。
沖縄、大分、山口、徳島、淡路島、舞鶴、熱海、山梨、金沢、ベガス
しかし年々と体力は落ち、10年もたてば、東京は宿泊エリアとなってしまう。
とりあえず今回は、東京ドームのそばにホテルをとり、14:00頃チェックインした。しばらく
東京ドームの野球博物館で時間を潰す。が思わず、アテネ五輪のドキメントVTRが放映
されていたため、ずっと見入ってしまった。気づけば、15:45 。やばい時間がない。
Kobushiさんが東京ドームで警備している人に武道館の場所を聞き、地下鉄でいったほう
がいいといわれたが、そのままタクシーで会場入り。
武道館正面で降ろされて、ちょっと恥ずかしい。そこには、大勢の人がいた。いわゆる
夢の島状態。各グループがここに武道館を背に記念写真をとっている。
懐かしい匂いがした。これがDOGのお祭りだ。
いよいよ武道館会場へ足を踏み入れた。
第3章へ つづく